旅行記 7
  
 団塊のバックパッカー
 旅行記

スリランカ 2010/10/03〜10/24


10月21日 バンコクへ
5時にドアをノックされた、ウェイク・アップ・コールである。
コーヒーセットが部屋に運ばれてきた。
5時50分、部屋を出る。
スタッフがタクシーを予約しているのか?と聞いてきたので、6時にホテル・タクシーを頼んでいると答えた。
スタッフはそんなん聞いてない!と言う感じで、フロントの奥に入って行って戻ってきた。
トックトックでいいのに!と言われてしまった。
ホテル前に停まっている車が、そうだと思っていたが違った。
6時5分、車が来た。
空港まで20分で着いた。

エアアジアのチェックイン・カウンターは、4列で搭乗手続きをしていた。
直ぐに順番がきて、インターネットからプリントアウトした旅程表を提示して、レシートの様な搭乗券を受取った。
出国手続きも直ぐに終わった。
朝食を取っていないので、売店に行き野菜ホットドッグと水を買って食べた。Rs.110(83円)と安い、ここは国際空港の売店か!!!
7時30分の搭乗時間が近付いたのでゲートに行った。
手荷物検査があり、X線検査で引っかかった。蚊取り線香とマッチをコンビニ袋に入れていたのを没収された。
8時に飛行機は搭乗ブリッジを離れ、10分後には離陸していた。3時間30分のフライトである。
座席は窓側で窓から地上を見ていた、スリランカ横断は15分で終わってしまった。
機内販売が回って来た、隣のスリランカ?男性が搭乗券を渡して鳥めしを受取っていた。
インターネットで航空券を購入する時、ホットドッグを予約した様に思ったので、搭乗券を見たが分からない。
隣の男性がチケットを渡してチェックして貰えと言うのでそうした。
そうすると暖かいホットドッグを手渡された。

14時過ぎクアラルンプール LCCターミナルに着いた。
タラップを降り、歩いてイミグレーションに向かった。
入国審査場は混んでいた。選りに選って中々進まない列に並んでしまった。
バンコク行きフライトは、エアアジア18時45分発で十分過ぎるほどの時間がある、だから問題ないが並ぶのは嫌である。
4時間の待ち時間がある、本は、すべて読んでしまい捨てて無い、何をして時間を潰そうか!
クアラルンプール LCCターミナルのフロア・マップを作ろうと、ターミナル内を見て歩いた。

往路のスリランカへの乗換え時、乗換え時間が短く、上記フロア・マップがあれば最短でチェックイン・カウンタに行けただろう。

16時30分にチェックインし搭乗券を受取り、イミグレーションに向かった。
17時にはゲート前待合室に座っていた。
広い待合室に5m毎にゲートが並んでいる。
従来の空港では、ゲート専用待合室があり、専用の搭乗ブリッジがあるのが普通であるが、LCC専用ターミナルではすべてが兼用であったり、搭乗ブリッジが無い。
飛行機が着いたようだ、乗客が列を作って外を歩いている。
乗客の服装が黒っぽい、バスターミナルや列車の駅で見掛ける様な雰囲気である。
エアアジアは、低料金で飛行機に乗れる様にして客層を広げているのが実感できた。
これから乗るクアラルンプール〜バンコク間の運賃は、何と133マレーシア・リンギット(3,640円)である。

18時45分定刻にバンコクに飛び立った。
座席の背もたれの後から背中を押される。足で押しているのだろう。
その頻度が多くなってきたので、ひじで背もたれを殴った。
しばらくして、後が動く気配がした、通路に大男が立っていた、トイレに行くようだ。
あんな大男が後に座っているのか、膝で私の背もたれを押している様だ。これは、仕方が無い。
格安航空会社の座席は狭いと言われているが、私は体が大きくないので問題ないと思っていたが、運悪く横や後に大きなor太い人に座られたら大変だ。

約2時間のフライトで20時前にバンコクに着いた。
入国審査を受け、いつものように何事もなく入国した。出国用航空券を持っていなかったが無事入国。
電車マークの案内表示に従い地下のエアポート・レール・リンクに向かった。
エアポート・レール・リンクは、スワンナプーム国際空港とバンコクの中心部を結ぶ高速鉄道で、2010年8月23日に正式開業した。
案内所があったので、パヤタイへ行きたいと話し、指示された方向に行き窓口で切符を買った。
運賃がTHB100〜200(バーツ)だと思い、THB1,000札を出したところプロモーション運賃THB15で、駅員はぶつぶつ言いいながらつり銭をくれた。
エスカレーターで更に下りホームに停まっていた電車に乗り込んだ。
驚くほどの音をたててドアが閉まった。ドアが閉じて尚カムで内側に押し込む時の音だろう。すごい音がする。
各駅停車で7番目が終点パヤタイ駅であった、空港から20分であった。
スカイトレインに乗換え、ナショナル・スタジアム駅に向かった。
ナショナル・スタジアム駅横のソイ・カセムソンにある定宿ホワイト・ロッジに着いたのは、21時過ぎになっていた。
そこそこのホテルと言うことで、ホワイト・ロッジの手前にあるレノ・ホテルに、途中寄って宿泊費を聞くとTHB1,400と料金表を見せられた。
THB1,000程度だと思っていたが、THB1,400とは!! そんなに出すなら、他にもっと良いホテルがある。

食事に出た、MBKセンターが近くていいが、もう直ぐ閉まるのでサイアム・スクエアに行った。
よくお粥を食べに行くタイ・レストランに入った。
イカと野菜の和えものとビールを頼んだ。
イカと野菜の和えものが、スパイシーで美味かった。1年半振りのタイの味である。
最後にお粥を食べて出た。

23時寝た。

10月22日 バンコク滞在
朝起きると、のどが痛い。
昨日朝から夜まで冷房の効いたところにいて、特に飛行機内は乾燥がひどいのでその影響か?

9時半ごろ、ホテルを出た。
まず、ラチャプラソン交差点北のラチャダムリ通りを行き、Bic-C近くの両替商スーパーリッチで両替する為向かった。
ラチャプラソン交差点でセントラル・ワールド(Zen)が見え、赤シャツ暴動で放火された為まだ工事中であった。
Bic-Cも放火されたのか、やはり工事中であった。伊勢丹はもう工事が終わったようだ。
スーパーリッチで3万円を両替した。3万円=THB11,010(2.73円/THB)であった。
タイでは日本円現金が最も有利なので、帰りの関西国際空港行き片道航空券を買う為に、日本円現金を残しておいたのだ。
実は、昨夜バンコクに着いてから空港で1万円を両替した、そのレートが1万円=THB3,485(2.87円/THB)で、やってはいけない事をしていた。空港でのレートが悪い事忘れていたのだ。

伊勢丹に古本屋が無いか寄る事にした。
まだ開店前だ、2分後に開店するので待つ。
受付嬢2人に深々とお辞儀をされ入店した。開店を待って入店するなんてはじめての経験だ。
古本屋は当然無いが紀伊国屋があったので行った、広いスペースに日本の本が並んでいた。
アジアを題材にしたコーナーがあった、「インドシナ王国遍歴記」や「マレーの虎ハリマオ伝説」などである。
ハリマオと言えば、小学生の頃、「快傑ハリマオ」と言うテレビ番組があった。
東南アジアを舞台に、頭を白いターバンで巻き、黒いサングラスをかけたハリマオが活躍する。
今から思えば、はじめて東南アジアを感じさせてくれたのがハリマオだった。
「インドシナ王国遍歴記」、「マレーの虎ハリマオ伝説」の価格は、日本の約1.5倍するので今買う必要もない、日本で買おう。
薬局があったので、のど薬を買う事にした。
伊勢丹だから日本で話しかけてみた、まったく通じない、sore throat!と言うと、「イソジンのどフレッシュ」と日本語とタイ語で書いたものが出て来た。
日本で聞いた事があるので安心して購入した。

帰りの関西国際空港までの片道航空券を買う為に、スカイトレインでアソークまで行った。
タイム・スクエアに日本の旅行会社であるHISやプログラムDが入っている。
いつもプログラムDで航空券を買っているので、今回も行った。
明日発のベトナム航空 ホーチミン乗換え関西空港行きの航空券を依頼した。明日駄目なら明後日の便を頼んだ。
明日発の便が取れた、航空券価格THB10,775(29,310円)(運賃THB8,150+燃油サーチャージTHB1,930+空港使用料THB700)であった。
先ほど3万円を両替したが、それで足りた。
プリントアウトされたElectronic Ticket Receiptを受取り、30分ほどで終了した。
    今回の航空券価格
      関空〜台北            16,150円 片道 ジェットスター航空(LCC)
      台北〜クアラルンプール     11,689円 片道 エアアジア(LCC)
      クアラルンプール〜コロンボ   10,197円 往復 エアアジア(LCC)
      クアラルンプール〜バンコク    3,636円 片道 エアアジア(LCC)
      バンコク〜関空          29,310円 片道 ベトナム航空
                       計 70,982円

スカイトレインでサラデーンに行った。
ここには、古本購入、ラーメン亭で昼食、タイ・マッサージで来る。
今日は、のどが痛く2時間の冷房がきついのでタイ・マッサージはやめよう。
タニヤプラザの古本屋で小説を買い、ラーメン亭で五目麺とビールを取った。

ホテルに戻り、小説を読んだ、読んでいるうちに寝てしまた。

夕食に出た。
MBKセンターの8番らーねんでみそラーメンを食べた。
昨日食べたイカと野菜の和えものが、スパイシーで美味かったので、サイアム・スクエアまで行って、それとビールを飲んだ。

セブン・イレブンに寄り、缶ビールを買ってホテルに帰った。
小説を読んでいると眠たくなったで寝た。

10月23日 帰国
今日は、19時30分発ベトナム航空でホーチミンに行き、3時間の乗継待ち後、関西空港に向かう。
夕方まで、時間をどう潰すか? 
まだ、のどが痛む、熱はないが気力が湧かない。
チェックアウトの12時まで、ホテルの部屋で小説を読み、昼からMBKセンターでぶらぶらして時間を潰そう。

ホテルにバックパックを預けて、MBKセンターに行った。
8番らーめんで冷麺を食べた。相変らず麺類ばかりだ。
映画館のある最上階?までエスカレーターで上がって行くが、途中、以前は携帯電話機の小さな店舗が多数あったが、今回は半減している様に思った。
スマートフォンのiPhoneや BlackBerryが主流になっていた。
映画館のある最上階?にインターネット・カフェがあり、子供がゲームをしている、その中で外国人がインターネットしていた。私も1時間ほど使った。
小説を読むためにレストランに入って、コーヒーとジュースで1時間半ほど粘った。
バンコク銀行に寄り、バンコク出国までに必要なバーツを残し、余ったバーツをバンコク銀行のキャッシュカードで私の口座に入金した。

16時、まだ早いが空港へ向かった。
スカイトレインでパヤタイに行き、エアポート・レール・リンクに乗換えスワンナプーム国際空港に向かった。
エアポート・レール・リンク地下駅から4階の出発ロビーに上がった。
フライト情報モニターでベトナム航空のホーチミン行きを確認するとチェックインは始まっていたのでチェックインした。
バックパックを預け、バンコク〜ホーチミン、ホーチミン〜関空の2区間の搭乗券を受取り、荷物は、関空受取りか確認した。

19時30分ごろベトナム航空でホーチミンに向った。
1時間30分ほどのフライトでホーチミンに着いた。
2年前にホーチミンで乗換えした経験があるので、それを思い出しながら進んだ。
入国審査場前に乗り継ぎカウンターが目に付いた、確かこの横に出発フロアへ向かう入口があったと思い、乗り継ぎカウンターで確認して入った。
荷物検査とボディチェックを終え、3階に行った。
バンコクで受取ったホーチミン〜関空間搭乗券には、ゲートNo.の記載がないのでフライト情報モニターで確認した。
3時間の乗り継ぎ時間がある。

前回時間をつぶした4階に行った。レストラン3軒と椅子が並んでいるが薄暗く、小説を読むには辛い。
3階の出発フロアに戻り、ぶらぶらゲートに向かった。
途中、サンドイッチや飲み物を売っている店舗があり、缶ビールを買ってテーブルに座った。
ビールを飲みながら小説を読んだ。
店の前を歩く見覚えのある顔を発見した。間違いない、在職中であった頃の総務部長Tだ。
相手は気付いていない様だ、サッカー友達か?数人で来ている様だ、同じ便に乗るのだろう!

もう1缶、缶ビールを買って飲みながら小説を読んだ。
隣のテーブルに韓国人ビジネスマン3人が座った。
1人が大きな声で話し、残り2人が相槌を打つ、徐々に声が大きくなる、いつものパターンだ。
声が大きくなったので、私は、そ知らぬ顔をして缶ビールでテーブルをコンコン、コンコンと叩いた。
相手は気付かず、再度、そ知らぬ顔をして大きくコンコンとテーブルを叩いた。韓国人達は気付き、声が小さくなった。

搭乗時間が近付いたのでゲートに向かった。
ゲート前待合室が混雑していたので、入らずに手前の椅子に座って小説を読んだ。
○△君と違うんか?と呼ばれて、声の方を見るとエスカレータで待合室に下りて行くTさんがいた。
しばらくして、待合室でTさんと会い、ベトナム旅行ですかと尋ねるとマレーシア旅行の帰りとの事、私はスリランカ旅行の帰りなど話した。

23時40分ごろ搭乗が始まった。
混雑しているし、通路側座席なので最後の方で乗り込んだ。
私の席は、何とTさんの前の席であった。何と言う事や!と言いながら座った。Tさんの友人から笑いが起こった。

24時過ぎベトナム航空は関空に向かって離陸した。
すぐに寝た。
関空には、朝7時過ぎに着いた。
22日間のスリランカ旅行は無事に終わり、日本に帰国した。

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