旅行記 1
  
 団塊のバックパッカー
 旅行記

インド 2011/09/13〜10/06


09月13日 羽田経由クアラルンプールへ
朝、バスの時刻に合わせて家を出た。
坂を上ったところでマグライト(小型懐中電灯)を忘れた事に気付いたが、まあ、いいか!
更に、バスに乗っている時、ネックウォーマーも忘れた事に気付いた。
のど風邪に弱い私には、ネックウォーマーは必須アイテムである。取りに帰る事にした。
最寄の駅のロッカーにバックパックを入れ、バスを待った。
取りに戻ると待ち時間を入れて1時間ほどのロスになるが、羽田発 23時45分の飛行機なので時間は十分にある。

京都駅 11時発の新快速で米原に向かった。
東京の品川まで、快速電車と鈍行電車を乗り継いで行く計画を立て、実行に移したのだ。
最近、スリランカやミャンマーで列車の旅をし、今回、インドでも列車が主な移動手段になるので、日本でも新幹線以外の在来線で東京まで行かねばと考えた。
時間の十分ある私には、新幹線に乗って急ぐ必要はまったく無いし、特急料金も節約できる。

5回乗り換えて、品川に着いたのは19時30分であった。
8時間30分の日本の電車の旅をして見たが、電車は時刻通りで、この正確さはなんだ!!!!
車窓の風景は、美しい。すべてが整備され手が加えられている。

品川駅の駅ナカで食事をした。黒酢あんかけうどん(830円)、生ビール小(440円)を取った。
黒酢あんかけうどんは、1口目は不味いと感じたが徐々に美味くなって来た。
京急に乗り換えて羽田空港国際線駅に向かった。

21時に羽田空港に着いた。
エアアジアのクアラルンプール行きの搭乗手続きがオープンになっていた。
荷造りし直した。バックパックとデイバックに分けていたのを1バックにする為、カメラ、ガイドブック&トレーナーを取り出し、デイバックをバックパックに入れた。
なぜかと言うと、機内持ち込み手荷物のサイズ(56cm×36cm×23cm以内)と重量(7kg以内)であれば追加料金を取られない為で、7kgをオーバーする分を身体に付けたのである。
15kgまで2,000円(羽田&クアラルンプール間)を追徴されるので、それを節約する為の涙ぐましい努力である。
クアラルンプール&コルカタ間、ニューデリー&バンコク間の追徴料金を含めると約4,000円の節約になる。

エアアジアのチェックインカウンター前には長蛇の列が出来ていた。
日本人中年男性が大きな声でカウンターの女性スタッフに文句を付けている。
男性スタッフが出て来て対応した。文句を付けている内容がよく分からないが、手荷物の事の様だ。
男がわめいている、100kgはあると言っている。荷物の総重量の事か?? そうだとすると非常識だが!!!!
早くチェックインカウンターから退けと思っていると男性スタッフがカウンターの端に連れて行った。
男は、更に時々大声を出していた。いろんな奴がおるものだ!

搭乗手続きの順番が回って来た。トレーナーを背中に掛け、ガイドブックを手に持ち、カメラを首から掛けた不思議な姿でプリントした旅程とパスポートを渡した。
荷物をコンベアに載せてくださいと言われ、バックパックを載せた。荷物重量の確認であった。はい結構です。重量は7.2kgであった。無事、クリアした。
搭乗券を受取り、出国した。
ガイドブックを手に持ち、一眼レフカメラを首から掛けた場違いな姿が嫌で、カメラをデイバックに入れ、バックパックとの2バックに戻した。
まだ、搭乗まで時間があるが水を買ってゲートに向かった。

搭乗が始まった、搭乗ブリッジを使わず、バスで駐機場まで運ばれた。8.5kgの荷物を持ってタラップの階段に並ばされた。
私の座席周りは空席が多い。
座席の配列は、横に3席、3席、3席で真ん中の3席を私が独占できた。
24時ごろ、飛行機は駐機場をゆっくりと離れた。離陸後、高度を上げシートベルトのランプが消た。
トレーナーを着て、首にネックウォーマーを着け、3座席を独占してごろんと横になった。
エアアジアにはブランケットが無いので、前回ミャンマー旅行で買ったロンジー(巻きスカート)をかぶった。

09月14日 マラッカ滞在
「クワラルンプール空港に向かって降下していきます。」と言う機内アナウンスで目覚めた。
6時間は眠れただろう。
6時に着陸し駐機場へ、タラップを降り、300mほど歩いてLCCターミナルに向った。
クアラルンプール国際空港には、滑走路の端に格安航空会社専用ターミナルがあり、それをLCCT(ロー・コスト・キャリア・ターミナル)と言う。
入国審査場は混雑し長蛇の列が出来ていた。30分並んでやっと入国できた。6時40分になっていた。
マラッカ行きバスが出るのは9時なので、まだ十分に時間がある。

マレーシア・リンギットMYRを手に入れなければならない。
1泊するだけなので、6,000円相当のリンギットを入手すれば良いだろう。
クレジットカードVISAカードで海外キャッシングをしようとATMで試みたが駄目であった。場所を変え他のATMでも試したが駄目だった。
マレーシアのATMのPIN(暗証番号)が6桁になっていた。日本では4桁だが???
両替所に併設されているATMで、両替所のスタッフを手招きして呼んだ。
4桁でも問題無いのか尋ねたところ、問題無い、横に付いてもらいカードを入れて試したがやはり駄目だった。
今回の旅費は、円&ドルの現金と海外キャッシングを予定していた。海外キャッシングが出来ないと旅費が足りない!!!!
VISAカードが駄目なら、イーバンクカードがある。楽天に買収され楽天銀行になってしまったが、楽天と人を馬鹿にした様な会社名が嫌いである。
同じVISA系の楽天銀行カードで試すとすんなりとキャッシング出来た。MYR250(6,524円)を引き出した。
実は、楽天銀行カードによる海外キャッシングは手数料が高いので利用を避けている。
国際キャッシングは一時騒がれたが、現在日本大手銀行は撤退しているのではないか? 
楽天銀行、Knt!トラベルキャッス、新生銀行等3社が残っているが改悪の方向に向かい手数料が高くなっている。
楽天銀行では、預金口座がある銀行カードにも関われず、年会費1,000円を取られる。などで、楽天銀行を解約する予定であったが今回持参して良かったが、でも、解約するだろう。
1年前のスリランカ旅行の時、VISAカードによる海外キャッシングを利用していたが、旅行後半キャッシング出来なくなっていた事があり、帰国したら問い合わせしようと思っていたが失念していた。

 LCCT(国内線側からの風景)
 
案内所でマラッカに行きたいのだがトランスナショナル社(Transnasional)のチケットオフィスがどこにあるのか?と尋ねたところ、ドメスティックとインサイドだけが聞き取れた。
それで国内線到着ロビーに行ったが見当たらない。到着出口前は、小さな麺類店がありテーブルが並んでいるだけであった。
バス乗場に行って見た、トランスナショナル社のバスが停まっていた。
バス待ちしているマレーシア人が話し掛けてきたので、チケットはどこで買うのか聞いた。
通じたのか? バスを指してインサイドと言っている。
バス乗場の先にレストランの様な平屋があったので行った。
そこはフードコートであった。ノートパソコンを開いている人が多かった。
外国人も飛行機待ちを、ここでしている様だ。確かに、LCCターミナル内は混雑しているので、ここはいい場所だ。
朝食を取ろうと麺類を注文したが、朝はやっていなかった。
仕方なく、バス乗場のベンチで小説を読んで時間を潰した。
発車の20分前に運転手が来て乗車が始った。
日本人らしい乗客はチケットを持っている。彼らが乗り込んだ後、私も乗り運転手にノーチケットと言うとドメスティックとまた言われた。
やはり、そうなのか? 真剣に探そうと思い、バックパックを預けバスを降りた。
チケットを持っていた若い日本人が降りて来て、私にチケット売場の場所を説明してくれた。有難う御座いました。
ドメスティックのターンテーブル(荷物受取り所)のある所の横に多くのブースが並んでいるとの事であった。
国内線出口から逆流して入らなければならず、通常、警備上も考えられない。日本でなら「進入禁止」とあるところだ。
LCCT案内所でドメスティックとインサイドと言われたが、まさか出口から入るインサイドとは思わなかった。
国内線出口の警備員がいるところまで行くとブースが並んでいるのが見えた。
警備員にトランスナショナル社のバスチケットを買いたい旨を伝え、中へ入れてもらった。
トランスナショナル社のブースでマラッカ行きチケットをMYR22(580円)で購入した。

 クアラルンプール LCCターミナル フロア・マップ
 

バスに戻り、適当な座席に座った。座席指定に気付いたが、客が少ないのでいいか?
客が増えてきたので指定席に移ろうとしていると、「日本人シニア夫婦が座席指定ですね!」と後部から移って来た。
このバスには、チケット売場を教えてくれた若い日本人カップルとシニア夫婦が乗っていた。
2組ともスーツケースを持たず軽装である。飛行機の乗り継ぎ時間を利用してマラッカに行くのだろう。
私も計画時、乗継時間が9時間もあるのでマラッカを往復する予定であった。
しかし、コルカタ(インド)行きエアチケットを買うだんになり、その便が毎日運行で無く3便/週しかない事に気付いた。
羽田&クアラルンプール間エアチケットを購入後の事で、仕方なく、マラッカで1泊することになった。

11時前にマラッカ・セントラルMelaka Central Bus Stationに着いた、クアラルンプールLCCTから2時間弱である。
朝食を食べていなかったのでブランチを取った。焼きそばと水ペットボトルとでMYR7.5(200円)であった。
ビールが無い事が分かっていて、ビールはあるか?と尋ねるとムスリムだから無いとの事、カタコトの日本語で話していた。
マラッカ中心地まで路線バスもあるが、タクシーで行く事にした。
タクシー乗場でダッチ・スクェアー(オランダ広場)までいくらか聞くとFifteenとの事。数字が聞き取れない、いや聞き取っているが訳が反応しない。
また、はじまったのか、英語の数字に慣れるまで大変だ。
タクシー代を書いたチケットの様なものを渡された、MYR15(400円)であった。
15分ほどでオランダ広場に着いた、そこから200mほど歩いて、ヒーレン・インHeeren Innに向かった。
ヒーレン・インは、チャイナタウンにあり間口は狭いが奥に細長い、シングルMYR90(2,370円)との事で部屋を見せてもらった。
一番奥の部屋でエヤコン、水シャワー、TV付きで狭いが清潔そうなのでOKした。

13時ごろ、デジタル一眼レフカメラを持って、世界遺産 マラッカ海峡の歴史的都市群 マラッカの観光に出掛けた。
  オランダ広場
 

  セント・ポール教会跡
 
 セント・ポール・ヒルの頂上にあり、夕日がきれいだそうだ。
 日本でもお馴染みのセント・フランシスコ・ザビエルの遺骨が9ヶ月間安置された後、インドのゴアに移された。

  セント・ポール・ヒルからマラッカ海峡を望む
 

  ファモサ要塞跡(サンチャゴ砦)
 

マラッカ・スルタン・パレスに行こうと思ったが休憩中で入れなかった。
セント・ポール・ヒル周りの観光地は30分ほどで見終わってしまった。
太陽が照って暑い、ファモサ要塞跡の前にショッピングモールがあったので涼むために入った。
大きなショッピングモールで浴衣姿の女性店員がいる日本雑貨専門店があった。こんな店やって行けるのか?
エアコンがよく効き寒くなったので出た。
セント・ポール・ヒルの麓まで戻り、ビールを置いていそうなレストランがあり入った。
生ビールがあった、生ビール中とカレーヌードルにした。MYR31.5(830円)
カレー味のココナッツスープで大変美味かった。
雨が降り出した、まだ、人々は傘を差さずにあるいている。
本降りになる前にホテルに帰ろうと思いレストランを出た。
ホテルに着いた頃には、土砂降りの雨になった。
1時間ほど昼寝をした。
17時ごろ、夕日が見れないかと外出した。
雨はあがっているが、夕日は駄目そうであった。
  マラッカ川沿い
 
マラッカ川沿いに歩るく事にした、また、雨が降り出した。
海の博物館に大きな木造帆船が陸地に置いてあった。
インドネシアのスマトラ島のドゥマイ行き船着場もあった。
傘無しで歩ける程度の雨であるが、降り続いていた。
マレーシア・リンギットMYRの手持ちに不安を感じたので、昼間寄ったショッピングモールにあった両替店に行った。
US$20を両替するとMYR60であった。手数料は6.5%程度になる。
US$→MYRが手数料2.9%で、円→US$が手数料3.6%で2回両替しているので両替率が悪くなる。
仕方ないか!!

宿泊しているホテルの2軒隣にレストランの様な酒場があった。
タイであればホテルへの帰り、コンビニに寄って缶ビールを買って帰る。
しかし、ここはイスラムの国で、酒は禁止である。
でも、ここは、チャイナタウンで酒は手に入り易い。
夕食を取っていないが、ビールが飲みたくなれば、この酒場に来よう。

今、村上春樹の「ノルウェイの森」を読んでいる。
毎年、ノーベル文学賞候補になっているのに、まったく村上春樹の小説を読んだ事がなかった。
実は、前回のミャンマー旅行にもって行き、読み始めたが挫折して止めてしまったのだ。
23時まで小説を読んだ。

09月15日 インド コルカタ(カルカッタ)へ
6時30分、起床。
まだ、外は暗い。明るくなったら散歩に出ようと思った。
しかし、興味をひく散歩コースを思い付かない。
マラッカを発ちLCCT(クアラルンプール国際空港 ロー・コスト・キャリア・ターミナル)に向かうことにした。
8時にチェックアウトし、タクシーでマラッカ・セントラル・バスステーションに向かった。
20分ほどで着き、奥のバス乗場に行くと、たまたま、トランスナショナル社のLCCT行きバスが停まっているのを見付けた。
チケット売場に行き、LCCT行きチケットを買おうとしたが満席であった。
今頃何言ってるの「にっこり!」、事前に購入しなければ駄目でしょうと言う様な顔をされた。
しかたなく「Nextスレンバン」と言うと10A.M.と返って来た。9時のバスと持っていたが10時のバスか!
スレンバン行きチケットはMYR7(190円)で買った。
直通LCCT行きバスは、5便/日ある中、8時、12時30分発が候補であるが、乗車する時間が早過ぎたり遅過ぎたりで利用を諦め、スレンバン経由でLCCTに行くつもりにしていたので、予定通りであった。

1時間以上待ち時間があった、コーヒーが飲みたいと思っているとマクドナルドを見付けた。
コーヒーとハッシュドポテトMYR5.9(160円)を買った。コーヒーを飲みながら小説を読んで粘る。
15分前にバス乗場に行ったがスレンバン行きバスはまだ来ていなかった。
マレーシアの兄ちゃんに「どこへ行くねん?」という感じで聞かれ、スレンバンと答えると彼も同じだと言ってベンチを詰めてくれた。
10時にバスは出発した。途中、どこか?バスステーションで停まり、大勢乗客が乗り込んで満席になった。
私の座席は一番後で、もしかしてチケットを買うのが、もう少し遅かったら11時のバスになっていたかも知れない。予約が必要なのだ。

11時30分ごろ、スレンバン・バスステーションに着いた。
LCCTへの行き方は、スレンバン駅からクアラルンプールに行くKTMコミューターに乗り、ニライ駅で降り、LCCT行きバスに乗り換える。
バスステーションからスレンバン駅まで1kmほどだろうが、暑い中移動するのが億劫になったので、バスステーションで「LCCTに行きたい」と尋ねると、あっちと指差された。
ここから行けるのだ!!! そちらに行き、同じ様に「LCCTに行きたい」と話すと、あのバスだと教えてくれた。
LCCTまで行くのか聞くと○×△と地名を言っているが聞き取れない、バス乗場の看板を指差された、Nilaiとある。ああ、ニライかOK、OKであった。
ニライ行きローカルバスに乗り、出発を待った。
インドのコルカタ(カルカッタ)行き飛行機は、15時35分発であるので遅くても14時にはチェックインしたい。
ニライ経由LCCTまで何時間掛かるのか? 今、12時前である。タクシーで行こうか??? まだ2時間ある。
バスの運ちゃんにニライに何時に着くのか聞いた。12時30分との事。聞き取れないので書いてもらったのだ。
数字の12〜15、20〜50が聞き取れない。この様に海外旅行の前半は毎回同じ事を繰り返している。次回からは、日本を出る前に英数字のリスニングをする様にしよう。

12時にローカルバスは、ニライに向かって出発し、12時40分にニライに着いた。バス代MYR3(80円)
このバスに乗っていた4人組もクアラルンプール国際空港に行くので、着いて来いと言う感じでバスを探してくれた。
12時50分にローカルバスは出発した。バス代MYR3(80円)
チェックインの14時まで1時間を切った。間に合うのか? しかし、所々で時間調整でバスは停車した。イライラした。
ニライでタクシーに乗れば良かったと思うが、タクシーがいたのか???
13時40分ごろ、クアラルンプール国際空港に着いた。
LCCTまで行かない様だ。運転手に「LCCT?」と言うと、隣に停まっているバスだと言われ乗り換えた。
LCCTへのシャトルバスは直ぐに出た。バス代MYR3.5(90円)
シャトルバスはエンジン全開でLCCTに向かっている。
バスの中で羽田空港でした様に荷造りし直した、バックパックとデイバックに分けていたのを1バックにして、重量も7kgになる様にした。

  フライト・モニター&案内所
 

14時にLCCTに着き、フライト・モニターでエアアジアのチェックインカウンターNo.を確認して向った。
混雑もせず、直ぐに搭乗手続きが終わった。
エアアジアは機内食が有料なので、レストランで食事を済ませた。ヌードル・スープMYR10.5(280円)
荷物検査、出国を済ませ、ゲートに向かった。
インド コルカタ(カルカッタ)行き待合室は、何故か、透明の壁で仕切られていた。
搭乗が始った、しかし、便名が私の乗る便名と違った。 横に座っている人にコルカタ行きか尋ねるとスラバヤ(インドネシア)と言われた。
待合室の人々が出口から吐き出されて行く、出口のスタッフに「コルカタ?」と聞くとそうだと言う。
それを聞いていた西欧人夫婦が「いったいどうなっているんだ」とボディランゲージで言っていた。彼らもコルカタへ行くのか聞くとそうであった。
駐機場の飛行機まで歩いて行かなければならない。人の流れが2つに分かれた、西欧人がコルカタ行きがどちらか確認していた。私は後を付いて行った。
飛行機が見えるところでスタッフにコルカタ行きか確認して乗り込んだ。
エアアジア AK323は、30分遅れの16時ごろ出発した。

定刻の17時ごろにインド コルカタに着いた。3時間半ほどのフライトだった。
ボーデイング・ブリッジを渡り、イミグレーションへ向かう。
入国審査場は、ガラガラにすいていた。
入国審査カウンターで機内で記入した入国カードをパスポートに挟んで提出した。出国カードは出国時に貰い、記入する様だ。
すぐに、スタンプを押してパスポートが戻って来た。無事、インドに入国した。

先ずは、インドルピーRsを手に入れなければならない。
税関を抜けると、通常、両替店が2〜3軒は並んでいるのだが、このコルカタ国際空港には1軒しかない、ローカル空港であった。
両替店に手数料Rs100 or 10%と掲示されていた。
コルカタ中心地までのタクシー代と1泊のホテル代になればと思いUS$50を両替した。
US$50がRs2130であった。
両替店の横にプリペード・タクシー・カウンターがあった。
サダル・ストリートまでチケットを買った。
プリペード・タクシー代Rs235(410円)をRs500札で支払い、お釣りを渡された、札が4枚もあり、念の為確かめるとRs20札3枚とRs5札1枚であった。
Rs65だけで残りRs200が無い、手を出してチェンジと言うとRs100札2枚が手のひらに載せられた。逆の手にRs200を準備していたのだ!!!
日本で買い物をして支払い後、つり銭を確認しない事が多いが、インドでは、今回の様に要求しなければ、確実にやられているところであった。
インドでは、騙されない様に気を付けろと良く聞くが、駄目もとで仕掛けてくるのだろう。日本人は、それに引っ掛かる???

ターミナルを出ると前は駐車場?車はまったく停まっていないし、人も少ない、閑散としていた。
車数台と運ちゃんがたむろしている所がタクシー乗場だろうと近付いた。
どこへ行くのか?と聞かれ、サダル・ストリートと答えてタクシーチケットを見せた。
○△×? これは英語か? 数人が尋ねて来るが何を言っているのか分からない。
その中で「ホテルネイム」と言う奴がいて、私はツーリスト・インとホテル名を答えた。
誰かがツーリスト・インと大きな声で復唱した。
ツーリスト・インを知っていると言って、運ちゃんが私をタクシーに案内したのでそのタクシーに乗った。
他にサダル・ストリートに行く客がいれば乗合タクシーになる感じであった。

まだ、完全には日が暮れていない。コルカタは古い街なのだろう、色彩的に茶色い暗い、汚い。
こんな街並みを見るのははじめてだ。想像以上だった。
日が暮れて暗くなった。渋滞していた、運ちゃんがホテル名を聞いて来た、ツーリスト・インと答えると場所を間違えたような事を言い出した。
サダル・ストリート、ツーリスト・インとはっきりと言ってやった。追加料金を取ろうとしている様だ。
1時間ほどでツーリスト・インに着いた。
「Tourlst Inn」の文字が小さく分かりづらかった。入って行くと2階のエアコン付き部屋に案内された。
だだっ広い雑然とした部屋で、真ん中に何か置いてあるので、これは何かと尋ねるとベッドカバーとの事であった。
片付けられていないとしか考えられない、ゲストハウスの部屋とも思えない、やる気があるのか?? 宿泊代Rs1000(1,750円)との事。
断わって、フェアローン・ホテルに行く事にした。ここから100mほどであるが、サダル・ストリートのどちら方向に行けばいいのか分からず聞いてから向かった。
フェアローン・ホテルは緑が多く少し奥にフロントがあった。すでに19時をまわっていて部屋が空いているか心配であったが最後の空き部屋があった。
宿泊費は、Rs2250+税16%(4,600円)との事。部屋を見せてもらった、古いが綺麗にしていてエアコン、TV、ホットシャワー、朝食付きであるが、4,600円は高い。
だが他に当ても無く、ここにした。
フロントで手続きをしていると西欧人女性が来て私の部屋No.9を指差している。
スタッフが満室になったと言っていた。私の前に1度来たが他のホテルを当たっていたのだろう。
宿泊費の支払いは、チェックアウト時であった。手持ちルピーを持っていなかったので助かった。
 フェアローン・ホテルの部屋
 

昨日は、水シャワーだったのでシャワーを浴びていなかった。早速シャワーを浴びた。
温水の温度が低いが決して冷たくはなく十分である。太陽熱温水器でも使っているのか?
シャワーを浴びた後、ホテルのレストランに行った。
緑の中にテーブルが並ぶ小ぢんまりとしたレストランで、地元の人が多かった。
嬉しい事にビールがあった、ビール大瓶Rs120(210円)と焼き飯Rs130(230円)にした。
ビールの銘柄は、キング・フィッシャーKingfisherであった。インドでのビールはこれにしょう。
地元の人が多いのは、ここで酒が飲めるからだった。
緑が多いのに蚊がいないと不思議に思っていると、蚊取り線香が周りに並べられていた。
インドの蚊事情が気になる。

今日は、マレーシアのマラッカからクアラルンプールへ、そしてインドのコルカタ(カルカッタ)と長い一日であった。
天井ファンを低速にして、ネックウォーマーを首に巻いて寝た。
天井ファンの風が心地よい。
22時に寝た。

  インド route map       Next 続く

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